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行方市地域ポータル「なめがた日和」

行方レシピコンテスト~茨城県行方市産の食材でおいしいレシピを!~

「毎日の食卓が、笑顔いっぱいになってほしい」の願いを込めての米作り!

~食卓応援~ お家ごはんを楽しんでほしいから♪ 行方(なめがた)の田んぼから応援します!

提供:行方市

茨城県行方市産コシヒカリは甘味・うま味・もっちり感がたまらない美味しさです!

 

茨城県行方市は知る人ぞ知る米の産地です!
霞ケ浦と北浦の二つの湖に囲まれた比較的温暖な気候で緑豊かな地域です。
古くから行方市は水郷と呼ばれ米作りが盛んで、温暖な気候と栄養豊富な土壌と豊かな水に恵まれて育った「お米」は炊き上げるとふっくらとつやがあります。


今回は、行方市内で代々お米を作る農家さんに取材してきました!
春の田植えの準備から秋の収穫まで、我が子のように大切に「お米」を育てる農家さんの笑顔が、食べておいしいお米のうま味に増量中です!

行方産のふっくらもちもちコシヒカリ 

※写真はイメージです。

「行方市」ってどんなところ?

茨城県行方市は、首都から約100km圏内に位置し、比較的温暖な気候で、緑豊かな地域です。
人口は約33,000人のゆったりとした環境です。

農作物は年間60品目以上の野菜が生産され、代表する作物は「さつまいも」ですが、「米」の生産量も多く気候に恵まれて育ったお米はふっくらとして甘味があり、もっちりとしています。

 

また、行方市は霞ヶ浦・北浦と二つの湖に囲まれ、漁業(淡水)も盛んです。
霞ケ浦ではワカサギ・シラウオ・川エビ、鯉の養殖やナマズの養殖場などもあり郷土料理の「鯉の甘煮」はお祝い事やお正月などによく食べられています。

霞ケ浦湖岸沿いにはサイクリングロードも整備され、休日などには多くのロードバイク愛好家の方などが県外からも多く来られています。

霞ヶ浦・北浦と二つの湖に囲まれた行方市。 昭和40年代まで帆引き網漁として活躍していた帆引き船です。

行方の米づくり農家さんへ突撃!

 

今回のお米の取材にお伺いしてきたのは、行方市手賀の田宮農園さんです。
広々とした田んぼに立ちそよそよと揺れる稲を見ていると時間を忘れてしまうほどです。

田宮農園は代々米作り農家で、現在は、代表者を息子さん(田宮竜平氏)へと事業承継し、4年! 稲の育て方や美味しいお米になるコツ、今までの経験等をお父様から竜平氏に継承し、新しい農法も取り入れながら進めています。

田宮農園では、【毎日子どもから大人まで食べるもの、少しでも安全なお米をお届けしたい!】という思いから、合鴨農法による環境にやさしい栽培法で安全・安心米を全国の皆様にお届けしています。

 

◇お米作りで竜平氏が常に心掛けていることは?

「ひと手間が安全・安心に繋がる」 環境にやさしい農業を広げることで環境汚染抑止に貢献できるという思いで米作りをしています。

田宮農園代表 田宮竜平氏

美味しいお米ができるまで

※写真はイメージです。

土にこだわる

田宮農園では、収穫が終わるとレンゲソウの種をまきます。レンゲソウには土を肥やす効果があるからなのです。
>土を肥やすとは?
レンゲソウが育つのは根っこの部分に「根粒(こんりゅ)というコブがあり、この中に「根粒菌(こんりゅうきん)」という細菌がすんでいます。
根粒菌は空気中の窒素を取り込む働きするそうです。つまり、レンゲソウ全体が窒素をたくさん蓄えた肥料になります。

まだ肌寒い季節に種まきをした稲苗も、5月の田植えにはこんなに大きく育ちました。

「今年も豊作でありますように!」願いを込めての田植え。

※【玉造合鴨水稲会】のメンバーでもある田宮農園では、十数年前に突然花粉症になったことから「環境と人にやさしい米づくり」に転向し合鴨農法を始めました。それ以来、「食の安全といのちの大切さを考えた環境保全型の農業」を研究し、『茨城アイガモ水田トラスト』の活動に協力しています。

可憐な稲の花

田植えのあと4月下旬~5月上旬、梅雨時期の6月は、稲苗にとって寒い日があります。
その寒さから稲を守るために田んぼに深く水を入れ、苗を保温し根の発育や肥料の吸収力を保つために水位と水温の調整は欠かせません。

梅雨も明け気温もぐんぐん上がり夏が近づくころになると、稲の花が咲き始めます。
穂先から順番に咲き始め全部が咲き終わるまでに1週間ほどかかるそうですが、可憐なこの小さな花は午前中の1~2時間程の間にしか見ることができないので一般の人が見つけるのはなかなかのレア物ですね。

季節を乗り越え、いよいよこれからが収穫に向けてのラストスパート!

稲の小さな小さな「花」。 開花期間も短く開花している時間も1~2時間ほどの可憐な花。

青い空に白い雲、広がる田には緑の稲! 田んぼに爽やかな風が吹き、ゆらゆらと稲が波のように揺らぐ光景はずっと続いて欲しいと思う記者です。

田んぼは黄金色! 今年も豊作です。

田植えをした後は、梅雨時期が長く気温も低かったので生育が心配でしたが、お盆を過ぎた頃には稲穂も大きくなり、緑色だった田んぼはあたり一面「黄金色」になります。
まっすぐに伸びていた稲穂も重そうに首をたれ風に揺れる姿を見ると、自分で稲を育てたわけでもないのにワクワクしてきます。
真っ青な空に稲穂の黄金色がよく似合います。

広々と広がる田んぼでは、あちこちからコンバイン(稲刈り機)の音が聞こえてきます。すれ違う軽トラからは笑い声も聞こえて、秋の収穫期はとても活気があります。

ぷっくりと実る稲穂!

稲刈り(田植え)って順路を考えながらしているんですよ。知ってましたか?

コンバインのハンドルを握る手に、収穫の喜びが合わさり力が入ります。

種まきから始めて約半年かけ、春から夏そして秋へと季節をまたいでの収穫は、生産農家さんにとってはうれしい忙しさです。
特に今年はコロナ禍で、楽しい夏の思い出が少なかったのではないでしょうか?
消費者と生産者を結ぶ『茨城アイガモ水田トラスト』には毎年多くのご家族が夏休み等を利用し、農業体験を通して安全な食べ物と豊かな環境について楽しまれていましたが今年はお互いの健康に気づかい体験こそできませんでしたが、皆様の食卓に笑顔がいっぱいになるように、美味しいお米をお届けします。

刈り取った稲穂はトラックの上の大きな袋に詰められます。

稲刈りしたての後には、二羽のシラサギが降りてきました。鳥たちも環境の良い田んぼはわかるんですね。

美味しいお米を食べてお家ごはんを楽しもう!