なめがたダイアリー/茨城県行方市の取材記事をお届け!
五穀豊穣と家内安全を願い、相撲・巫女舞を奉納
化蘇沼稲荷神社は別名「関取稲荷」とも呼ばれ、境内には立派な土俵が常設されています。
毎年8月25日の夏祭りには、豊作を祈願する奉納相撲が行われます。
力士と同じようにまわしをつけ相撲をとります。 この時、7つの地区が順番で当番地区となり、当番地区の女子児童による巫女舞も奉納され、雅楽の調べにのせた古式ゆかしい舞が披露されます。
巫女に選ばれた児童達は、この舞を覚えるため夏休みの期間中一生懸命練習するそうです。
ー 行方市「観光なめがた」より出典 ー
本殿脇には演芸会場も設置され、北浦童太鼓さんの和太鼓演舞や地元出身のシンガーソングライターの堀田晃平さん、男庭愛梨さんの生演奏に惜しみない拍手が送られました。
■開催日:2024年8月25日(日)
境内には地域の方が大勢訪れ、相撲と巫女舞奉納が始まるのを楽しみに待っています。
北浦内宿地区にある化蘇沼稲荷神社は、社伝によると文明10年(1478)の創建と伝えられています。
現在の社殿は天明8年(1788)に火災にあい、文化元年(1804)に再建されたそうです。
参道脇には古木の桜の木々があります。春先には満開の桜を記念にとカメラを片手にご参拝される方も多くいます。
大きな樹木に囲まれひっそりと佇む本殿。この場所だけゆっくりと時間が過ぎてゆくような錯覚を覚えます。
■化蘇沼稲荷神社
| 所在地 | 茨城県行方市内宿1571-1 |
奉納相撲は7つの地区が順番で当番地区となります。今年の当番地区は小貫。行司、呼出しなども小貫地区の役員経験者などから選出しています。
■奉納相撲
午前の部:予選 小学生の部・成人の部
午後の部:決勝戦 小学生の部(学年別)・成人の部
土俵の周りには桟敷席が用意され、土俵間近で観戦することができます。
土俵開き祭儀
大人の相撲も迫力があります。
巫女舞も相撲奉納と同様、当番地区の小学生5、6年生が舞を披露します。夏休み中、舞のお稽古を続け化蘇沼稲荷神社例大祭を迎えました。
巫女舞とは神社で祭祀を補助する「巫女」の舞となります。神道での神事の際に神への感謝の気持ちを込め、奉納されるようになったそうです。
巫女の起源は日本最古の書物である「古事記」や「日本書紀」にある神話になります。
この神話の中で登場する技芸の女神の「天鈿女命(あめのうずめのみこと)」が舞った舞が巫女舞の始まりと言われているそうです。
神話といえば…ここ化蘇沼稲荷神社にはおよそ1300年前には「藝都里(きつのさと)」と呼ばれ、キツヒコとキツヒメという豪族が住んでいた地域だったということが常陸國風土記(ひたちのくにふどき)に記録されていたそうです。歴史から祭事を紐解いていくのも楽しいかも知れません。
本殿脇に作られた演芸会場には、地元出身のシンガーソングライターの堀田晃平さんと男庭愛梨さんが、化蘇沼稲荷神社例大祭の思い出と共に歌を披露。
また、行方市内のイベントには欠かせない北浦童太鼓の皆さんが、迫力の和太鼓演舞で会場を盛り上げました。
堀田晃平 with Chayumu
堀田晃平 さん(左)は、小学6年生の時に奉納相撲で優勝したそうですよ♪
男庭愛梨さん。化蘇沼稲荷神社例大祭を毎年楽しみにしていたそう。
このお祭りで堀田晃平さんのステージを見たのが歌手になるきっかけと語る。
迫力ある和太鼓の演舞を披露する北浦童太鼓の皆さん
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。