なめがた今昔物語
~馬出し祭りで伝説の“前はんな”~
八坂神社境内を疾走する馬の勢いが伝わってきます。
昭和40年頃の馬出し祭りの写真3枚です。
当時の馬出し祭りは現在祭りの会場となっている八坂神社以外にも、古宿の住宅街の通り道(馬場)でも行われていたそうです。
馬出し祭りは昭和40年代中頃から昭和50年代中頃まで約10年の断絶期間がありますので、この写真は馬出し祭りの断絶以前の貴重な写真になります。
現在の馬出し祭りで人気のにわか馬も登場する前ですので、男達の勇壮な祭りだったことが伺えます。
馬と神輿はの競演は今も昔も同じですね^^
馬に稚児を乗せての1枚です。
馬出し祭りでの花形。それが“前はんな”です。
前方の手綱を持つ男を“前はんな”、後方の手綱を持つ男を“後ろはんな”と呼びます。
手綱を持つ男達は集落の年頃の青年の中から選ばれますが、特に“前はんな”は馬と一体となり疾走するためとても勇気のいる役となります。
‟前はんな”になった青年は集落の男たちの憧れの存在になります。
この‟前はんな”で集落の憧れの存在となった男がいました。それが永作利明さんでした。
この凛々しい顔! イケメンですね~(^◇^)
1枚目の馬出しの写真の圧倒的疾走感に目を奪われた人が多いのではないでしょうか。
この颯爽と馬を乗りこなす青年こそ永作利明さんです。
この写真の当時は20歳で経験豊富な‟前はんな”として集落の憧れの的でした。
お年を召されてもやっぱりイケメンでした(^◇^)
現在65歳になられた永作利明さんは現在も古宿にお住まいになられています。
永作さんは当時を振り返って、当時の馬出し祭りは馬と一体になって3~4歩しか足をつかずに乗ったものであったと語ってくれました。
馬出し祭りで3~4歩しか足をつかないという事は本当に難しい事なのですごいなぁ~と感じました><
45年前集落の憧れの的であった青年は、現在は爽やかな笑顔が素敵なダンディになっていました!
石神さんの姿をカメラに収めたくて集まるファンはたくさん!
現在の馬だし祭りでは、大手検索エンジンで「行方市 イケメン」と入れるとヒットするほど有名な方がいますね。
それが石神聖さんです(^◇^)
毎年馬出し祭りのポスターになられていて、今年の馬出し祭りのポスターになったことでも有名な人です。
今年の馬出し祭のポスターです。
今年は残念なことに、石神聖さんは‟前はんな”として馬出し祭りには参加はしません。
なぜ石神聖さんが‟前はんな”として馬出しに参加しないか。
その理由は、なんと今年は石神聖さんのお子さんである石神煌くんと石神颯くんの2人が稚児として参加するからなのです!
今回石神聖さんの‟前はんな”を見れないことは非常に残念ですが、子供たちに伝統が引き継がれていくという事は本当に嬉しいことですね(^◇^)
親から子へ。
子から孫へ。
地区の中で伝わる伝統。
やっぱりお祭りっていいですね(^◇^)
さて、そんな馬出し祭りですが今年もその日程が近づいてまいりました。
平成28年は7月23日・24日に開催されます。
地元の男たちの雄姿を皆さんぜひ見に来てくださいね(^◇^)
【祭礼日程詳細】
・7月23日(土)午前6時~ 新田旗竿立て(新田集会所)
・7月23日(土)午前8時~ にわか馬(古宿集会所・新田集会所)
・7月23日(土)午後1時~ 御浜おり(八坂神社)
・7月24日(日)午前8時~ にわか馬(古宿集会所・新田集会所)
・7月24日(日)午後2時~ 御立ち(御仮屋)
イケメン見たけりゃ馬出しおいで~~♪
・井関写真館
・行方市役所 商工観光課
・行方市商工会
・三松タクシー
・平成28年馬出し祭りイベント情報
・【麻生祇園馬出し祭】なぜ、馬と神輿が戦うのか。
・【祇園祭】祇園信仰ってなんだろう?
・【大特集】市内の9つの祗園祭【行方の夏】
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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