地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、行方市地域ポータル「なめがた日和」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

行方市地域ポータル「なめがた日和」

なめがた来たらいがっぺよ サイクリング特集

井関写真館の今昔

井関写真館の今昔~2代に渡り麻生の姿を撮り続けてきた写真館~

提供:行方商業協同組合

現在の井関写真館

井関写真館さんは現在、麻生郵便局の向かいでお店を開いています。

麻生にお店を開いて60年。2代に渡り親子で営んできた写真館です。

麻生に住む人の笑顔をたくさん写真に撮ってきました!

今回はそんな井関写真館さんの今昔を追ってみようと思います。

昭和30年前半の井関写真館

昭和30年10月の井関写真館の上棟式

井関写真館さんは昭和30年10月に上棟式を行い、昭和31年から営業を始めました。

上の写真は建物が出来上がる前の上棟式の時の写真です。

昭和31年頃の井関写真館

井関写真館さんは、昭和31年に営業を開始した当初からスタジオをもっていました。

何か記念日になると家族で写真を撮りにに来た人も多かったそうです。

その頃は麻生の街中に「井関写真館」と「かすみ写真館」の2軒の写真屋さんがあり、競い合うようにして写真を撮っていたそうです。

井関写真館さんのお店の看板の「写真」の字が旧字になっているのも時代を感じますね~!

カメラの相談を店先で受けています。

後ろにフィルムがたくさん見えますね。

新しいカメラをもって写真を試す奥さん

井関写真館さんは写真を撮る以外にも、当時だんだんと普及してきたカメラに関して聞きに来る人に使い方なども教えていたそうです。

カメラをとても愛しているのがわかる写真です。

写真を1枚1枚丁寧に制作する奥さん

当時の写真は1枚1枚手で仕上げていたそうで、暗室から写真を取り出した後は、新聞紙の上で乾かしながら1枚1枚切り離して定規で伸ばして制作していたそうです。

当時の写真の作り方を見ることができる貴重な写真です。

修学旅行で記念写真を撮る初代店主の井関道夫さん

井関写真館さんでは学校の修学旅行先での集合写真なども撮りに行っていたそうです。

当時は今のような小さいフィルムではなくとても大きなフィルムをもって写真撮影に行っていたそうで、写真1枚とるのにもとても労力のいる作業だったそうです。

修学旅行にカメラマン同行で行っていた時代があったなんて、今の子供たちはビックリするでしょうね。

こうやって子供たちの記念日を1枚1枚写真に収めていました。

井関写真館の現在の店主の井関隆夫さん

 

現在の井関写真館の店主は、2代目の井関隆夫さんです。

井関写真館を継いだ理由は「長男で跡継ぎだし、何よりも写真が好きだった。」と語ってくれました。

昭和45年くらいに家業に入り、親子2代で写真館を務めてきました。

現在でも店内には家業を継いでから使ってきたカメラがたくさん並んでいます。

興味のある方はお店に行って話してみるのもいいかもしれません(^^♪

幼い頃の井関隆夫さん

現在の井関隆夫さん。昔使っていた写真機と共に1枚

おわりに

 

井関写真館さんの今昔を追いかけてみました。

時代は移り変わりましたが、町の写真屋さんとしてずっと麻生を撮影してきた井関写真館さん。

これからも変わっていく麻生の笑顔をずっとずっと写真に収め続けてくれます。

PICK UP 行方のお店 ~暮らし・相談~