行方レシピコンテスト~茨城県行方市産の食材でおいしいレシピを!~
「美味しい」と言ってもらえる事が何より嬉しいから、愛情込めて育てています!
シャキシャキ食感の新鮮「みず菜」は、私たちが育てています!
霞ヶ浦・北浦と二つの湖に囲まれた行方市。
湖面を渡る風に真っ白な帆をいっぱいに張って進む勇壮な姿の「帆引き船」は、霞ケ浦の風物詩です。
昭和40年頃までワカサギ漁に使われていましたが、現在は観光帆引き船として見ることが出来ます。
茨城県行方市は、都心から約70km。県の南東部に位置し、日本第2位の湖面積を誇る霞ケ浦と北浦の二つの湖に挟まれた半島状の地形です。両湖岸は平坦な水田地帯で、中央部は火山灰土(関東ローム層 赤土)の肥沃な大地と起伏に富んだ傾斜畑地帯に大別されます。年間平均気温は約14℃と比較的温暖な気候により農産物は年間80品目以上を生産しています。
◇行方産みず菜は「茨城県銘柄産地」に指定されています。
※「茨城県銘柄産地」とは、食の安全・安心を基本に、消費者ニーズに対応した生産・出荷に取り組み、品質などが高く評価された産地を県が指定する制度です。
みず菜は京菜としても知られています。古くは京都など関西方面で栽培され、鍋物や漬物等の冬の食材として親しまれていました。スーパーなどでは通年見かけますが本来は冬から早春の野菜です。
行方産みず菜の栽培は平成8年から作付けが始まりましたが、当時は露地栽培が中心で冬に栽培されていました。そこで、手軽なサラダ食として関東に広めようと平成13年からビニールハウス栽培に取組み周年出荷が可能になりました。
ビニールハウスの長いトンネルの中には、みず菜が栽培されています。 夏の作業時には遮熱シートをかけて収穫します。
みず菜は、どこのスーパーへ行っても一年中あるおなじみの野菜ですが、生産農家にとっては周年出荷ともなると大変なはず!
今回は、JAなめがたしおさい なめがた地域センター みず菜部会青年部 部長 仲居友彦さんにお話を聞いてきました。
◆周年栽培ということですが、どれくらいの間隔で収穫しているのですか?
>夏は気温が高いのでみず菜の育ちも早く30日、冬は50日ほどで収穫できます。
ハウスはここだけではなく何棟もあるので、土づくり→種まき→育成→収穫を順番に行っています。
そうすることで、次々と収穫ができるわけです。
◆みず菜を育てる中で、気をつけていることは何ですか?
>その季節ごとに気を付けなくてはいけないことがあります。特に大切なのは温度管理!
夏場などは朝早くから換気をしてあげないとビニールハウス内の温度が高くなりすぎ、みず菜が萎れてしまいますし、かといって一気に日中水やりをしたら土中の水分が熱湯の様に熱くなってしまう。そのため夕方から水やりをします。
冬場は寒くて葉が凍らないようにハウス内温度を3.5℃を下回ったら温風をかける。
その季節ごとの管理の仕方があります。
◆お買い物などで「みず菜を選ぶポイント!」はありますか?
>1.葉の緑色が濃すぎず、茎につやがあるもの。
>2.小かぶで茎が細かい。(茎が太いと固くなります、調理方法で使い分けを…)
◆ご自宅での保存方法でしたほうが良いのは?
>なるべく縦置で。
葉はデリケート!乾燥を防ぐため新聞紙などに包みビニール袋に入れてから冷蔵庫へ(ビニール袋の上部分を閉じるだけでも違います)
私たちが育てた「みず菜」を、色々なお料理に使っていただけるのが最高の喜びです♪
環境に配慮した農業の取り組みとして、農薬の適正防除や減農薬栽培技術の普及を推進しています。これにより、生産者全員が茨城県のエコファーマー認証を受け、減農薬、減化学肥料栽培に取り組んでいます。
出荷規格の統一を図るため毎月1回以上、目揃会を実施するとともに、通常の出荷の中では、JA職員が無作為抽出による検査を実施し、規格及び品質の徹底に努めています。
食の安全と消費者の信頼確保に関する意識を高め、単なる「農産物」ではなく、食卓で直接口にする【食料品】を扱う意識で、生産及び出荷に取り組んでいます。
鮮度のよいみず菜を供給するべく、生産者から受けたみず菜を真空予冷設備をかけ、冷蔵庫で保管し保冷車で市場や量販店の卸センターまでコールドチェーンの出荷体系を確立しています。 また、元旦を除く年間364日の連日出荷体制が確立しています。さらに年間および週間出荷計画の作成、月1回以上の目揃会、時期に応じた栽培講習会、現地検討会の実施などの活動により、安定供給と栽培技術の向上を図っています。