なめがたヒストリー
~浜祇園祭の特徴を徹底分析~
ついにやってきましたね~夏!夏!夏ううううう!!!!
どうも、からすです(^◇^)
夏と言えば祇園祭! 祇園祭と言えば行方市!!!
7月中は行方市内の様々な場所で、祇園祭が開催されました(>_<)
行方市で開催された祇園祭に関しては昨年の記事のコチラをご覧ください!
皆様はどの祇園祭に行きましたかー???
さて、今回のなめがたヒストリーはその祇園祭の中から浜地区の祇園祭を特集したいと思います!
前夜祭を含めたら、4日間の長丁場で行われるこの浜祇園祭!
大密着取材ですのでごらんください~(^^♪
浜地区は玉造の西部に位置する地区で、霞ヶ浦大橋が架かる以前は、対岸の出島村との渡船で栄えた地区でした。
そんな浜地区で行われる祇園祭は毎年7月の最終の土日に行われています。
浜祇園祭の特徴は以下の3つがあります。
1、石岡型の山車と佐原型の大人形という特殊な山車である。
2、西小はやしの会と、浜はやし連という2系統の祭り囃子が存在する。
3、福撒きと呼ばれる行事を行う。
この3つが行方市の他の祇園祭と浜祇園祭の異なる点です。
今回はこの3つを軸にお祭りを見ていこうと思います。
上記に記した通り浜祇園祭の特徴の1つ目が石岡型の山車と佐原型の大人形です。
通常は石岡型の山車に佐原型のせり上がり式の大人形が乗ることは無いのですが、浜地区ではそれが混然一体となり独特な山車の姿となっています。
現在の浜地区の山車は昭和63年に完成しました。
それまでは、現在のようにタイヤがゴムではなくて、木でできていてとても重かったそうです。子供達にも曳きやすいようにと現在のタイヤの形になりました。
かつてのタイヤが木だったころの浜の山車です!
この頃は重かったでしょうね(>_<)
(出典:『玉造町史』より)
その後、平成15年くらいに現在の山車人形の大黒天を乗せました。
大黒天以前は手作りの小さいねぶたや、行灯などを乗せていたという事ですが、福の神の大黒天を乗せることにより“浜地区に福が来るように”との願いから乗せられたという事です。
ちなみに大黒天は浜地区の方々の手作りだそうです。ここにも地区への愛を感じました。
平成18年の改装では山車に彫物などを施し、豪華な山車となりました。
そして山車は現在に至っているという事です。
石岡型と佐原型を合わせたハイブリット型の山車です!
この雷神様には力があると誰かが言っていました(笑)
風神様も立派な彫り物です。
側面には唐獅子が彫られています。
山車の彫物は、
正面:龍
前面の突起:牡丹
両側面:唐獅子
後面突起:玄武
背面:風神雷神
扁額:朱雀
これはなんとも縁起のいい彫物ですね(^◇^)
浜祇園祭を彩るお囃子は、浜地区内に2系統存在します。
それが西小はやしの会と浜はやし連です。
この2つのお囃子は同じ曲を奏でているようで曲が若干違います。
西小はやしの会の曲は…
さんぎり(浜大さんぎり)、おかめ、ひょっとこ、きつね、早馬鹿、のろ馬鹿、笠踊りの7曲。
浜はやし連の曲は…
さんぎり(浜大さんぎり・染谷さんぎり)、おかめ、みんば(ひょっとこ)、しんば(きつね)、早馬鹿、そして今年から演奏を始めたある四丁面を含めた7曲があります。
西小はやしの会は、浜地区の小学1年生~6年生で構成されている組織で18人のメンバーがいます。
なので曲目も弾きやすい曲目になっています。また、石岡型の祭りでは珍しい笠踊りが存在しているのが特徴です。
そして浜はやし連は、西小はやしの会のメンバーが卒業後に入る団体。
さんぎりが大太鼓を使用する浜大さんぎりと、中太鼓を使用する染谷さんぎりの2系統を演奏する点が特徴的です。
子供も大人も全体で盛り上げるお囃子って素晴らしいですね(^^♪
山車に乗る浜はやし蓮の演奏です!
小学生達が一生懸命演奏するのは西小はやしの会です!
さて、浜祇園祭の最大の特徴である福撒きについてです。
福撒きは平成15年前後に大黒天を山車に乗せた記念に始められました。
山車人形である大黒天の福を授かれるように、また地元の子供たちが楽しめるようにとの浜地区の方々の粋な気持ちから生まれた行事です。
福撒きが始まると子供たちも大喜びで商品を拾います!
これぞ、まさに浜の粋の心ですね(^^)
ちなみにこの浜祇園祭の団体の名前を浜粋会(ひんすいかい)と言います!
粋ですね~~~(^◇^)
今年もたくさんの人達で賑わっていました!
本番はガンガン福撒きをします!
子供たちはビニール袋を手に争奪戦です!
という具合に浜祇園祭について説明いたしましたが、やはり写真が見たいですよね(^◇^)
ということで、ここから一気に4日間の写真を見ていただこうと思います!!!
さぁ、前夜祭の準備が進んでいきます。
明かりが灯っていよいよ前夜祭スタートです!
前夜祭は浜の集落センターで山車の準備をした後に、踊りを見ながらテーブルを出して酒盛りをします。
夕暮れをバックに見る踊りは最高です(^◇^)
明日からの祭りが盛り上がりますように…
本祭一日目の開始です!
今日から祭り頑張るぞー(^^)/
筑波山と大黒様★
1日目は、山車は昼に浜集落中を周ります。
同時に巡行している大鉾、天狗、神輿も見所になっています!
今年は天気も最高でとっても気持ちが良かったです(*´ω`)
浜の人たちはとても気合が入っています!
夕暮れ時の山車は幻想的
1日目だけのお楽しみである夜の山車の巡行です。
霞ヶ浦湖畔に光る山車がとってもきれいです。
また、1日目の夜は西小はやしの会との共演や、おかめやひょっとこの総踊りがあります。
加え、山車のぶんまわしは圧巻ですよ!
鈴木市長もいらしてました☆
浜粋会会長の荒井さんと一緒にパチリ♪
2日目はいよいよ福撒きです。
山車を引くのは午前中だけで、午後は全員で出店の準備をします。
夜に向けて楽しみがどんどん膨らんでいきますね(^^♪
さあ福撒きの開始です!
いよいよ夜は福撒きです!
2日目の夜はカラオケや出店などたくさんの人で賑わいます(/・ω・)/
見るだけではなく参加ができるというのが嬉しいですよね(^◇^)
当日はこんなに人で賑わっていました!!!凄いですね(^◇^)
急な階段を神輿を担ぎながら上がるのは大変><
最終日は御神輿を神社へと運びます。
そして、これから一年間の浜地区へ福がもたらせられるようにお祈りをしてお祭りの終了となります!
皆さんまた来年(^^)/
今回は浜祇園祭に大密着取材をさせていただきました。
浜地区の皆さま本当にありがとうございました!
地区で引き継がれる伝統。脈々と伝わる業。守られるコミュニティー。
やはり祭りって素晴らしいですね(^^♪
これからもこの素晴らしい文化が末永く続いてほしいものです(^◇^)
浜サイコーーーーオッ!!!!
浜地区の皆さま
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
行方市玉造甲853-3
[ 食事処、喫茶店 ]
美味しい料理と、ゆったりとしたひと時を♪
行方市麻生136
[ 割烹 ]
季節の彩りに心をこめて! 癒しの空間でおもてなし。
行方市行戸2-8
[ パブ、カラオケ、洋風居酒屋 ]
地元の皆様のホームグラウンド★ 今日も楽しく、一杯どうぞ!
行方市麻生1123
[ 配達牛乳/アイスクリーム卸/こんにゃくの製造・販売 ]
気持ちのいい一日は宅配牛乳でスタート♪
行方市船子53-1
[ 寿司/和食 ]
味は本格! 雰囲気は気楽♪ お気軽にお越しください☆
行方市山田3010-5
[ 和菓子・洋菓子 ]
1958年から鹿行地域で愛され続ける老舗菓子店