なめがたヒストリー
一年の商売繁盛を祈って 毎年1つずつ奉納されるキツネの置物
どうも!
からすです!
2か月連続でなめがたヒストリー更新できたの何年ぶりでしょうか?
今回は、麻生の蒲縄地区にある瘡守稲荷神社で行われた初午に密着取材してきました!
筆者自身、前からとっても気になっていたこの瘡守神社の祭事…
ちょっとマニアックになりますがお送りいたします♪
鳥居の朱色が青い空に映えます
麻生の蒲縄地区に鎮座する瘡守稲荷神社、創建は不明ですが古くより麻生の街中の商売をする方々に信仰されてきた神社になっています。
その境内を囲むコンクリート柱には、寄進を受けた麻生の街中のお店の名前がびっしりと記してあり、その信仰の厚さがうかがえます。
麻生の街中のお店さんの名前がギッシリと記してあります。
宝珠の意匠が見えます。
瘡守稲荷神社の創建は不明ではありますが、拝殿の正面にかかる鰐口に慶応2年の年紀がある事から、相当古くからこの神社が麻生の街中に鎮座していたことがうかがえます。
また、拝殿の正面には寺院の意匠に用いられる宝珠が施してあり、明治の廃仏毀釈以前の空気も感じることが出来ます。
慶応2年の年紀のある鰐口
当日飾られる赤い幟で道は独特な雰囲気になります。
大幟が天高くそびえます。
初午とは2月になって初めての午の日に行われる行事で、一般的に稲荷神社の祭礼とされています。
昔は立春(2月4日ごろ)が一年の始まりで、初午というのは一年で一番最初の午の日でした。
なぜこの日が稲荷神社の祭事になるかというと、稲荷神社の総本宮である伏見稲荷神社に和同4(711)年2月の初午の日に、祭神であるウカミタマノミコトが降臨なさったことから稲荷神社のお祭りの日になったという事です。
元々このウカミタマノミコトは五穀豊穣の神ですが、民間信仰が進むにつれて商売繁盛の神や病気平癒の神としても崇められるようになりました。
今回特集している瘡守稲荷神社は商売繁盛の神として崇められていました。
拝殿の中にはご神体の入る祠が鎮座していました。
周りにはびっしりとキツネの置物
瘡守稲荷神社の拝殿の中を覗くと毎年1つずつ奉納されるキツネの置物が所狭しと並んでいました。
神社では11時より神職による祈祷が始まり、その後にお昼過ぎからお札を蒲縄地区の方々が各家々、各店舗を周ります。
大きな箱のお札はお店用、小さな紙札は一般のお宅用との事でした。
神職による祈祷が行われます。
拝殿内に飾られる大提灯
店舗には大きなお札が配られます。
一軒一軒丁寧に周りお札を配ります。
いかがでしたでしょうか?
瘡守稲荷神社の初午。
派手な祭事ではありませんが、地域の方々によって脈々と受け継がれてきた大切なお祭りです。
取材をしていてとても清々しい気持ちになりました。
これからもずっとこのお祭りが続いていってほしいですね!
・神宮館編『永代大雑書萬歴大成』(神宮館 1998)
・もぐら『もぐらと奈加ちゃんが日本の神様にツッコミ入れてみた』(メディアファクトリー 2016)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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【蒲縄地区】瘡守稲荷神社の祭礼「初午」
一年の商売繁盛を祈って 毎年1つずつ奉納されるキツネの置物
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