行方市初!「嘱託警察犬」ウォッカ誕生🐾
茨城県で初の飼い主として嘱託を受けた岩下恵美(いわした えみ)さんと、警察犬ウォッカに会いに行ってきました!
飼い主の岩下さんは、行方市でラブラドール専門のブリーダー
HYSBEBARCHE(ヒスビバーチェ)のオーナーです。
■警察犬を育てようと思ったキッカケ
岩下さん「うちで生まれたラブラドールの飼い主さん達から、『盲導犬や救助犬、警察犬になり活躍していますよ』と嬉しい連絡が来るようになったことがキッカケです。父から『なぜ、警察犬を育てないの?地域に恩返しを考えてみては?』と言われて一念発起。
『警察犬を育てよう』と家族9人で話し合い、HYSBEBARCHEでは初の男の子シェパードのダンテをお迎えしました」
ただダンテは性格が大人しく警察犬向きではなかったため、3年前にウォッカを九州から迎えたそう。
警察犬を熱望していたお父様は、残念ながらウォッカを抱くことなく他界。
岩下さんご自身も、5年前に脳出血を発症。
左腕にしびれた感覚が残っていますが、お父様の意思を継いで訓練に励みました。
「ウォッカの散歩と力強く握るリードのおかげでリハビリになりましたよ」と明るく笑う岩下さんですが、警察犬の訓練はとても大変だったそうです。
【ウォッカの所有者だけど、指導者になって一緒に出動したい】
そんな岩下さんの想いに協力してくれたのは、警察犬指導手(訓練士)の潮来市在住の堀井裕章(ほりい ひろあき)さん。
岩下さんと堀井さんのタッグで、茨城県初の飼い主での嘱託を受けることが叶いました!
「もちろん家族にも感謝です」とにっこり。
■今後の抱負
岩下さん「嘱託警察犬として地域に貢献したいと思っています。長い期間、現役でいるウォッカの姿を見たいです。
これからもラブラドールの遺伝子構成を認識し、専門ブリーディングをしっかり続けていきます」
■■岩下恵美さんプロフィール■■
出身:新潟県柏崎市
1992年。当時中学2年生の時に貯めていたお年玉でシベリアンハスキーを飼い始める。飼い犬の出産に立ち会ったことで「また仔犬を見たい」と思ったことがきっかけで犬の仕事へ進む
1998年。仕事の関係で茨城県行方市へ
2000年。自身の子育てをしながら、知人のラブラドールの飼育の手伝いを始める。ラブラドールの頭の良さとおっとりした性格に魅せられラブラドール専門のブリーダーに!
※「志村どうぶつ園」には13年間。「ポチたま」など、岩下さんの育てたワンちゃんがTV出演していました。皆さまも画面越しに見ていたかもしれませんね。