なめがたダイアリー/茨城県行方市の取材記事をお届け!
対談テーマ:食とブランディング
■開催日時:令和5年11月25日(土)10:30~
■場所:行方市役所麻生庁舎
■出席者
・行方市長 鈴木周也氏
・日本料理「賛否両論」店主 笠原将弘氏
・フリーアナウンサー 木村さおり氏
■シラウオ魚醤レシピ開発
笠原将弘シェフによるレシピ監修
・魚醤玉ねぎドレッシング
・魚醤風味 シラウオと野菜の炊き込み御飯
・魚醤スープで野菜鍋
父方の祖母が行方市出身であることから、夏休みには祖母の実家で過ごしたことを記憶しています。
1972年東京生まれ。
実家は焼き鳥店。高校卒業後、高校卒業後、正月屋吉兆で9年間修業し、実家の焼き鳥店を継ぐ。
2004年9月、恵比寿に「賛否両論」を開店。メニューは季節の素材を活かした「おまかせコース」のみ。2013年名古屋に「賛否両論名古屋」、2014年には広尾に、手打ち蕎麦と粋な肴料理が楽しめる「賛否両論メンズ館」を開店。
湖面を渡る風に真っ白な帆をいっぱいに張って進む勇壮な姿の「帆引き船」は、霞ケ浦の風物詩です。
※現在は観光帆引き船として期間限定で見ることができます。
都心から約70km。
茨城県の南東部に位置する行方市は、日本第2位の湖面積を誇る霞ヶ浦と北浦の二つの湖に挟まれた緑豊かな地域です。農作物は年間80品目を超える野菜が生産されています。漁業の歴史も古く、鯉の養殖やワカサギ・シラウオ・川エビ漁も盛んにおこなわれていることから、農産・水産・畜産も合わせると100品目以上です。食を支える日本の台所を目指します。
シラウオ魚醤こはく(左)、すず(右)
霞ケ浦のダイヤモンドと称される「シラウオ」を原料として商品開発しました!
シラウオ魚醤は、霞ヶ浦の周辺地域で伝統的に食べられていた「シラウオの塩辛」から着想を得て商品化。シラウオと食塩のみを使用し、身が溶けるまで待つ伝統的な製法により熟成された幻の一品です。
※シラウオについて詳しくはこちら↓
和やかな雰囲気の行方市役所麻生庁舎応接室で行われた公開対談。鈴木市長と笠原シェフの間には、行方市が誇る食材がどっさり置かれていました。その中には、器に盛られた捕れたて新鮮な「シラウオ」も。「鮮度の良さはシラウオの目を見ればよくわかります」と、子どものころから食べ慣れているシラウオについて穏やかに話すのは、鈴木市長。
フリーアナウンサー木村さおり氏(左)、行方市長 鈴木周也氏(中)、賛否両論店主 笠原将弘氏(右)
木村アナウンサー:「今回、販売開始となりましたシラウオの魚醤ですが、行方市の特産品であり霞ヶ浦のダイヤモンドと呼ばれているシラウオの可能性について、市長はどのように考えていますか?」
鈴木市長:「霞ケ浦といえばワカサギが割と知られていますが、最近ではシラウオも注目されるようになってきました。霞ケ浦の恵みを地域の皆さんをはじめ、県外の方にもっと知っていただきたいです」
木村アナウンサー:「消費のマーケットも縮小していく中で、伝統もあるシラウオ漁をどのように持続可能な産業にしていきますか?」
鈴木市長:「漁業をする人が少なくなってきています。そのため漁獲高も少ない。貴重な資源を展開させるためにブランディング化することで、漁業の皆さんの収入を上げていきたいです。伝統的な食材を活かした料理のPRにも力をいれていきます」
木村アナウンサー:「今回シラウオ魚醤レシピの監修をされましたが、調味料としての魚醤の可能性はどうですか」
笠原シェフ:「魚醤は古くから調味料として、馴染みのあるものです。日本でも各地方に存在しています。独特の発酵調味料で、何にでも使える調味料の一つと思っています」
木村アナウンサー:「今回監修された魚醤レシピについて、どのような仕上がりになっていますか」
笠原シェフ:「3品考えました。良い仕上がりになっています。魚の旨味があるので出汁もいらないですし、誰でも簡単に作れるレシピになっています」
ぜひ、行方市の霞ヶ浦のダイヤモンドのシラウオで作った「シラウオ魚醤」をお試しください。
■販売場所
・行方市ECサイト
・ふるさと納税返礼品
・行方市観光物産館こいこい
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。