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ふるさと納税で日本を元気に!~鉾田市~

風早いちご園「とちおとめエクセレント(12粒or15粒)/とちおとめ特選デラックス(10~22粒)」各種セット

つやつやとした鮮やかな赤色は果肉の中まで! ジュワッと果汁が口の中いっぱいに広がり、絶対笑顔になる「とちおとめ」

提供:鉾田市

風早いちご園の真っ赤ないちご。サクッとした食感と、口の中いっぱいに広がる甘さと香り! たっぷり果汁があじわいを一層引き立てます。

茨城県鉾田市とはどんなところ?

 

鉾田市は、東部は太平洋(鹿島灘)、西の一部は北浦といった海と湖に囲まれた自然豊か、水はけがよく肥沃な大地は農作物の栽培に適しています。

また鉾田市はメロンの産地として知られていますが、なんと!鉾田市はいちごの収穫量1位のトップクラスです。

鉾田のいちごづくりに惚れ込み、料理人から農業の道へ!

 

飲食業から農業へ。
料理を提供する側から、生産者へ。流通においては、お互いが無くてはならない存在ではありますが、農業への転職となると「どうして?」と思ってしまいがちですね。
泥だらけになって休日もなく、夜遅くまで・・・という根拠のない、ただのイメージで「農業って大変!」と想像してしまうことでしょう。

今回は2018年にいちご栽培農家として、起業した「風早いちご園(かざはやいちごえん)」代表 風早 総一郎(かざはや そういちろう)さんが作る、とびっきり美味しい「とちおとめ」を紹介します。

風早いちご園のビニールハウス内に入ると、ふんわりと甘い香りに包みこまれます、真っ赤ないちごが、収穫を待ち焦がれています。

料理人から生産者へ。農業への思いが止まらない!

農業への思いは飲食の仕事をしていた頃から。
家族が増えたが、土日は休みではなく、朝早くから出かけて子どもたちが寝てしまってからの帰宅という日々。育児への協力もできず、子どもたちとの触れ合いが少ないままの生活でよいのか?…と、考えるようになったそうです。

もともと、料理人として厨房に入る中で鮮度の良い野菜などに興味を持っていたわけですが、特に注目していた食材はビタミンやミネラル等の栄養が豊富なアボカド!

アボカドはほとんどが輸入に頼るメキシコ産。当時メキシコがストライキの為店舗メニューに加えることが出来なくなるという状況から「日本でアボカドって生産できないの?」と、ますます農業について興味が湧いてきたそうです。
しかしながら、アボカドの原産国との風土の違いもあり木を育て実を収穫するまでに年数がかかりすぎることで断念しましたが、「農業をしたい!」という気持ちを諦めることが出来なかったそうです。

 

 

いちご栽培は年間を通しての作業。家族の笑顔が「いちご」の美味しさにプラスされています♪

幸せを運ぶ真っ赤な果実の「いちご」で、たくさんの人を笑顔にしたい!

せっかく農業をするのであれば、「大人から子どもまでたくさんの方が、もらって嬉しいもの、笑顔になるものがいいな!」、「自分がもらって嬉しいものって何だろう?」…と、真剣に考えていたところに、小さく可愛らしい真っ赤ないちごを食べるときの子ども達の嬉しそうな顔が思い浮かびました。

いちごを食べる時、いただき物で箱を開けた時「わぁー」と嬉しくて自然と笑顔になってしまいます。
「これだ!」そう思った時にはいちご栽培について調べ、実際に各地の農家さんへ出向きました。

この小さく赤い実を目にすると、笑顔になってしまう。いちごは「幸せを運ぶ魔法のくだもの」です。

運命的な出会いは師匠の作る「いちご」。愛情とこだわりに感動!

銀座千疋屋さんのTV特集で、茨城県鉾田市いちご栽培農家「村田農園」さんのことを偶然見たことがきっかけでした。TVを見終わると、村田農園さんへと車を走らせていたそうです。
村田農園さんの直売所で客としていちごを購入し、食べた時、あまりの美味しさと、農業スタイルに感動しました。作業場に張られていた「スタッフ募集」を見て即応募。その後、村田さんから農業について、色々と話を聞きましたが、どうしても「いちご栽培をしたい!」の気持ちは変わらず、研修生として指導してもらえる事になったのは、2016年5月半ば。いちごのシーズンとしては最終の収穫時期でした。

どの作業も初めてのことで分からないことばかりでしたが、シーズンごとの作業を、ひとつひとつ丁寧に指導してくださったそうです。

村田さんの所で修業期間の2年間。いちご栽培の教えで大切なのは「とにかくよく観察する」、「手をかける」です。

すくすくと丈夫に育て「とちおとめ」! 愛情をもって、手をかけて育てるほどに大きく甘く、みずみずしい果肉へ。


いちごを作るための土づくり。栄養いっぱいのふかふかベットになる理想の土をつくる!


いちごを栽培するのには水はけがよく肥料を保つ栄養のある土地が良いのですが、風早いちご園の土地は元々、サツマイモ畑だったので水はけは良いけれど砂っぽくサラサラ。いきなり土の栄養度を上げすぎてしまうと、いちごの実入りに影響が出てしまうため、土を手に取りよく観察しながらその都度補給していきます。


また、いちごづくりをするために土地を選ぶ際のポイントとして、潅水や夜間保温のためのウォーターカーテンに利用するために地下水が豊富であることも重要です。

ずらっと建つビニールハウス! 美味しいいちごを育てるために土・苗の観察をしながら季節ににあった環境を整えます。

あじわいを一段と良くするために、茎が太く根もしっかりした丈夫な苗を育てるのが大切

いちごは苗を植えて収穫するだけの仕事と思われがちですが、いちご苗も育てているいちご農家は季節に応じて細かな作業があります。
どの作業も手を抜けない作業なのですが、その中でも収穫に大きく直結する「苗づくり」は神経を使います。

いちごは「ランナー」と言って親株から地面を這うように細長い茎が出てきます。その細長い茎は次の収穫のための親株となるために非常に大切な作業の一つです。
親株から出た子株を小さなポットへ置き、しっかりと根づかせるためにひとつひとつ手作業でピン止めします。この作業をするのは6月~8月です。この季節は湿度の多い梅雨、高温の夏と一年の中で最も気温、湿度、日照の変化の大きい季節になります。特に梅雨の時期の苗の管理には気を使います。外は雨で水分量は多くてもハウスの中の苗ポットはカラカラに乾燥していたり湿っていたりと、指でポットの土を確認しながら水の量を加減します。

親株から伸びたランナーをひとつひとつポットの上に置き、ずれないようにピン止めします。

親株から切り離した子株。実を美味しく甘くするために脇芽をひとつひとつ、手作業で取り除きます。

来シーズンの親株になる苗を1月、2月に加温せず、厳しい環境にさらし越冬させます。
この中で寒い冬を乗り越え立派に根を張った丈夫な苗だけが、格別美味しい、いちごの実をつけるのです。

寒さに耐え丈夫な苗と成長します。

美味しい実をつけるために、毎日せっせと仕事中の「ミツバチ」。とても大切な役割です。

一年を通して育て、甘く美味しいいちごを収穫できるのは格別です。

鉾田人として「美味しいいちごを作ること」が恩返し。

サクッとした食感、香り豊かな果汁がジュワッー! 甘味とほのかな酸味がクセになる、スッキリ爽やかな風早いちご園の「とちおとめ」を一度お試しあれ!

・いちごの品種は多数ある中で、「とちおとめ」を作るのはなぜですか?
「香り・甘味そして酸味の揃ったいちごは、とちおとめだと思っています。というか、自分が好きな品種なのです。

甘いだけではなく一粒食べ終わるときに少しの酸味で口の中をスッキリとさせてくれるという、そんなとちおとめの味わいが好きだったのです。

とちおとめは、スーパーなどでも手に入る馴染み深いいちごですが、土の状態や苗の管理など育成の環境によって味わいが変わってしまう、繊細で可能性のある品種なのです。大粒で甘く香りよく、そして後味スッキリ!皆さんが笑顔になるようないちご作りを目指しています。」

 

・千葉県松戸市出身と伺いましたが、なぜ鉾田市での農業を決めたのですか?

「師匠の村田さんに指導をしていただいて、今がある事。そして、そのおかげでこんな良い土地も見つけていただけたこと。たくさんの方に親切にしていただいたことへの感謝の思いもありますが、この鉾田が好きなんです。鉾田の人たちが好きなんです。ゆったりした環境が、とても居心地が良いです。

農業地域ということも有り、必要な資材がすぐに手に入ることも魅力です。私は茨城県民である前に、鉾田人でありたいと思います。美味しいいちごを作ることが、今までの恩返しだと思っています。」

 

…と、笑顔でちょっぴり恥ずかし気に語る風早さんの、優しい言葉の中に男気を感じました。

 

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※写真はイメージです。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。