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なめがた今昔物語

昭和21年の大麻神社例大祭

~連合国軍占領下の日本での大麻神社例大祭~

祭りというものは地域の誇るべき文化です。

 

今回の大麻神社例大祭の写真は、その誇りを感じられる写真だと思います。

 

太平洋戦争中は全国の青年達は出征するのが当たり前であり、ありとあらゆる地方自治体は祭礼を中断して戦地へ青年たちを送り出し、戦争に集中していました。

 

戦地へ赴いた青年たちはそれぞれの出身地の祭りの時期になると「そろそろいつもなら祭りの時期かぁ…」と言っていたそうです。

 

そんな太平洋戦争も昭和20年8月15日に玉音放送が流れ終結します。

 

終戦直後は日本は国力の疲弊が激しい時期でした。

 

もちろん当時の麻生町でも同じことが言えました。

 

太平洋戦争で疲弊した人々は「いったい日本はこれからどうなってしまうんだろう」という気持ちでいっぱいだったそうです。

 

そんな中、戦地に赴いていた青年たちが次々と故郷へ帰還してきます。

 

疲弊した麻生町に帰ってきた青年たちは、故郷を元気づけるため、故郷に誇りを取り戻すため「大麻神社例大祭をしよう。」と言ったそうです。

 

そこからの行動は早かったといいます。

 

大麻神社例大祭が復活したのはなんと昭和20年10月。

 

大麻神社例大祭はなんと終戦2カ月で復活を成し遂げました。

 

終戦からわずか2カ月。

 

日本はボロボロになっていても誇りを取り戻したい。

 

そんな青年達のあつい気持ちが大麻神社例大祭を復活させたのだと思います。

 

終戦後日本は、連合国軍の軍事占領下におかれます。

 

軍事占領下でも大麻神社例大祭は続けられました。

 

 

 

今回取り上げた写真は太平洋戦争1年後の昭和21年10月17日写真で、終戦から1年かけて若連や下座連の形が整い、通常時の大麻神社例大祭に戻りつつある時期の写真です。

 

連合国軍占領下に置かれた日本の中、麻生町ではこのようなお祭りが行われていたのですね。

 

この写真を見ていると当時の人々の力強さを感じることができます。

 

祭りを通して団結し、戦後復興へと向かう…。

 

やはり祭りは地域の誇りですね。

この写真を撮った場所は現在麻生陣屋商店街の中心の場所になっています。

平成28年の大麻神社例大祭

 

上掲の古写真から70年の年月が流れました。

 

今年の平成28年大麻神社例大祭は10月14~17日に行われます。

 

今年の当番地区は玄通地区になります。

 

以下が今年の予定になります。

今年の大麻神社例大祭も盛り上がりますように!!!!

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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