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行方市の化蘇沼稲荷神社で「茅の輪くぐり」

茅の輪をくぐり、半年間のケガレを祓い、残りの半年の無病息災を願う「夏越の大祓」

2022/06/29

一年の折り返しの6月。
早いもので、一年の半分が過ぎようとしています。
神社では「夏越えの祓(なつごえのはらえ)」が行われ境内には茅で作られた大きな輪が設置されています。
この大きな輪のことを「茅の輪」と言います。輪をくぐることで半年の災厄を清めるとされています…が、果たして行方市内で「茅の輪くぐり」ができる神社はあるのでしょうか?

「これは調べてみなくては!」と、思い立ったが吉日。編集部がぐるっと行方市内の神社を調査してみました♪ 
行方市北浦地区の化蘇沼稲荷神社(けそぬまいなりじんじゃ)の鳥居前に、「夏越大祓」と書いてあるのぼりを発見! 
神社の脇にある駐車場に車を停め、いざ調査!
境内に大きな輪が設置してあります。これを「茅の輪」と言い、この輪の中を潜り無病息災を祈願します。
境内に大きな輪が設置してあります。これを「茅の輪」と言い、この輪の中を潜り無病息災を祈願します。
◇「夏越え祓」とは
一年の折返しにあたる6月30日に各地の神社で行われる季節の行事です。1月〜6月までの半年分の穢れを落とし、残りの半年の無病息災を祈願するものです。

◇「茅の輪くぐり」とは
茅の輪くぐりには、ちょっとしたお作法があり、左回り→右回り→左回りの順で、8の字を描くように3回続けてくぐります。(その他にも細かなお作法があるかもしれませんが、神社によりわかりやすく説明文が表示されている場合もありますので、そちらを参考にして下さい。)

化蘇沼稲荷神社について

 境内のモミの木の大きさに圧倒されます。写真に納まりきらない(汗)
 境内のモミの木の大きさに圧倒されます。写真に納まりきらない(汗)
北浦内宿地区にある化蘇沼稲荷神社は、社伝によると文明10年(1478)の創建と伝えられています。現在の社殿は天明8年(1788)に火災にあい、文化元年(1804)に再建されたそう。

化蘇沼稲荷神社は関取稲荷の別名があり、古より豊作祈願の行事として奉納相撲が行われることで有名です。この相撲は取り組む力士を田と畑に見立て、勝ったほうの作物(稲作か畑作か)が豊作になるといわれています。奉納相撲以外にも相撲甚句・巫女舞が奉納されます。
巫女舞は、当番地区内の小学6年生の女子が雅楽に合わせ舞を披露されています。

◇以前開催された時の記事はコチラ↓
【相撲】化蘇沼稲荷神社夏祭り【巫女舞】

※コロナウイルス感染防止予防のため奉納相撲・巫女舞は規模を縮小。詳細は未定です。
※化蘇沼稲荷神社(市指定有形文化財) 出典:行方市公式HP
※化蘇沼稲荷神社境内のモミ(市指定天然記念物) 出典:行方市公式HP

地図で探す

行方市内宿1572-2 ※駐車場:あり
行方市北浦庁舎より車で7分

鳥居をくぐり歩いてみよう

大鳥居の先は、桜の木のトンネル! 桜の花が満開の時は美しいのだろうと思いましたが、「まるでアニメに出てくるワンシーンのよう」と、スキップでもしたくなるのは筆者くらいなものでしょうか。
大鳥居を潜るとすぐそばに記念碑があり、東日本大震災でこの鳥居も被害を受けたことを知りました。確かに、行方市内でも被害があったことを思い出しました。今、元気に生活できることへ感謝です。

常陸國風土記から知る「藝都里(きつのさと)」とは?

キツヒコとキツヒメの像
キツヒコとキツヒメの像
神社境内を見回すと、像が!
そっと近づいてみると男女の像。側には看板があり、その人物像について説明されていました。

化蘇沼稲荷神社のあるこの北浦(きたうら)は、およそ1300年前には「藝都里(きつのさと)」と呼ばれ、キツヒコとキツヒメという豪族が住んでいた地域だったということが常陸國風土記(ひたちのくにふどき)に記録されていたそうです。

※常陸國風土記について 出典:茨城県常陸國風土記より

いざ!「茅の輪くぐり」へ。清めの一歩を踏み出そう!

清めの一歩!
清めの一歩!
茅の輪の前に立ち、「左回りで8の字を描くように3回!」 自分に言い聞かせ、まずは一歩くぐり抜けてみます。
茅の輪が設置されているすぐそばには、大きな銀杏の木が。
見上げると銀杏の若葉が生い茂り、優しく木陰を作ってくれていたので、強い日差しも気になりませんでした。
お札をお迎えして、「一年の後半も無病息災・家内安全でありますように♪」
お札をお迎えして、「一年の後半も無病息災・家内安全でありますように♪」

茅の輪くぐりを終えて、お参りをしようと、お賽銭を♪
すると、木箱の中にお札が置いてあります。
よく見ると「一枚づつお取りください。」と書き添えられています。「不在の時はこちらへ」の張り紙があったので神職さんに早速電話。
お話を伺うと…。
「お参りしていただいてありがとうございます。どうぞ1枚お持ち帰りください」とのこと。
ありがたくお迎えさせていただきました。

おまけ

本殿脇の水槽には、蓮の葉の新芽が伸びています。花が咲いたら綺麗だろうなと覗きこむと、何やら赤い影が動いてる?
金魚が「よく来たね」と言ってくれているかのようで、嬉しい気分になりました。

皆さまもぜひ、化蘇沼稲荷神社で「茅の輪くぐり」に、行かれてみてはいかがでしょう♪

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