パパイヤと聞くと、トロピカルフルーツとして、黄色～オレンジ色で甘くて酸味の少ないフルーツを思い浮かべるかと思います。
『青パパイヤ』は皮が青い未熟な状態のパパイヤです。フルーツではなく、野菜として調理して食べます。

パパイヤの原産国は中南米地方ですが、国内でも沖縄県や小笠原諸島、南九州などの温暖な地域で栽培されています。
露地栽培では茨城県が最北だそうです。

青パパイヤに含まれる「パパイン」というタンパク質を分解する酵素が豊富に含まれています。
脂質や糖質の分解にも働きかけダイエットにも効果があるといわれています。
また、これらの酵素は老化の原因といわれる活性酸素を除去する働きもあるそうです。その他に「ポリフェノール」「ビタミンC」なども多く含まれているので、美容効果も期待できそうです。

行方市でパパイヤを生産する、関口祐一氏にお話を聞いてみました。

・パパイヤを生産しようと思ったきっかけは何ですか？
私の父があるとき旅行に行った先でお土産に苗を1本買ってきたのがきっかけなんですよ。
苗と一緒に説明書が付いていてね。
植えて育ててみようかっていう軽い気持ちから始まったことなんですよ。

・でも、その一年で終わらなかったんですね。
そうです。1本の苗が大きく実を付けて収穫出来たときに、来年はもう少し多く作ってみるか！ってことから毎年少しづつ増やして、今では畑も大きくして栽培するようになりました。

・最初は難しくありませんでしたか？
そりゃ、初めての作物でしかも知り合いにも作っている人がいないから色々な文献をみたり試行錯誤の連続だよね。それに、畑によっては粘土層で根が張れないところもあってね、台風の時に根こそぎ倒れてしまったこともあるんですよ。…しかも、収穫できると思った矢先にね。

…とニッコリしながらお話をしてくれる関口氏からは、ご苦労をされたようには思えない穏やかさがありました。