なめがたヒストリー
~夜も昼も休みなしの立法法要~
秋ですね~たくさんイベントがあって毎日忙しいです><
からすです!
さて、今回のなめがたヒストリーは西連寺の常行三昧会について書こうと思います。
行方市指定無形民俗文化財の行事であるこの常行三昧会。
ちょっと詳しく書いていこうと思います。
西連寺は天台宗の寺院で、正式には 尸羅度山 曼殊院 西連寺 といいます。
延暦元年(782)桓武天皇の勅願によって、最仙上人が開山したと伝えらる行方市の古刹です。
1年を通して、春は桜、初夏は紫陽花、夏は山百合、秋は彼岸花、晩秋は大イチョウ、冬は雪と様々な景色を楽しめる寺院です。
のぼりにも常行三昧会と仏立て両方の文字が見えます。
ちょっとマニアックな話になります。
今回筆者が「常行三昧会」と呼んでいるこの行事は、別名で「仏立て」とも呼ばれます。
近年においてこの2つの境界が曖昧になってきていますので、今回はその説明から始めます。
まず、「常行三昧会」とは唐ヶ崎長者の娘が比叡山から勧進してきた僧侶たちの七日七夜の昼夜普段の読経の修行の事です。
そして、「仏立て」とは、現在は新盆供養、水子供養、先祖供養、永代供養のことですが、元々は最近に亡くなった方々(新仏)の供養の事です。
観光パンフレット等ではこの区別は書いてはありませんが、この2つの言葉の意味するところは全く別です。
元々は全く別物であったのですが、この2つが同時に行われるようになって、両方の言葉が残っているため、「常行三昧会(仏立て)」などと呼ばれて現在にいたります。
今回はわかりやすくするために、この行事の事を常行三昧会と呼びます。
今回特集する常行三昧会は、寛治年間(1087~93)に唐ヶ崎長者と呼ばれる地元有力者の娘が、父の菩提を弔うために比叡山の常行三昧会を移したと伝えられています。
比叡山では現在も堂入り等の勤行が有名ですが、おそらく常行三昧会もそのたぐいの勤行だったんでしょうね。
西連寺は何度か火災にあっていますが、常行三昧会はその都度再興され、おおよそ1000年の歴史があると伝えれています。
常行三昧会は毎年9月24日~30日の七日七夜に渡って、道内を廻りながら立ったまま読経を行います。
常行三昧会は本堂から常行堂へ籠行列(練り行列)を行った後、仏立てとしての祈祷が始まります。
法螺貝を吹きながら籠行列の先導です。
籠の中には大僧正がお乗りになっています。
新仏の供養のために僧侶全員でお経を読みます。
独特の西連寺節が堂内に響き渡ります。
堂内には参拝者が多数。
共に祈りを捧げます。
この常行三昧会の期間中とほぼ同時期に、西連寺では彼岸花祭りも同時開催しています。
彼岸花祭りは花が咲いている期間は開催していますので、ぜひ見に行ってみてくださいね!
山に映える赤い絨毯を見られるのは今だけです!
山の奥まで燃えるような赤です★
赤と緑のコントラストが綺麗!
竹林と彼岸花のコラボレーション♪
仏立てと常行三昧会をミックスして発展してきたこの行事も、新たに彼岸花祭りをミックスしてどんどん広がりを見せています。
この西連寺というお寺は天台宗であるのに常陸高野と呼ばれている※事からもわかるように様々なことをミックスしているお寺でした。(※天台宗→比叡山 真言宗→高野山)
宗門を問わずに行われている常行三昧会は何事も受け入れ、広げていく。そんな懐の大きな考え方が垣間見えるのではないでしょうか。
西連寺でお休みの日に物思いにふけってみてはどうでしょう。
・玉造町史編纂委員会 編『玉造町史』(玉造町役場、1985)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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