I　LOVE　行方（なめがた）！　事業者応援！

【なまず屋】

綺麗な白身の薄造り！　臭みがなく、味も上品です。　真空パックになっているので安心で簡単便利！！

「なまず屋」さんの近くのドックからは、ふれあいランド虹の塔が良く見えます。

行方市は霞ケ浦・北浦と二つの湖に挟まれた温暖な地域です。
湖の大きさは日本で2番目に大きく、漁業もさかんです。
鯉・フナ・ワカサギ・シラウオ・川エビ・うなぎと天然物も獲れますが、養殖も盛んです。

養殖の中でも意外と知られていない美味しさを持つ「ナマズ」をご紹介します。
見た目の形や顔から想像できない…！　白く透きとおった身！
霞ケ浦で育ち、出荷を迎える大きさになると生けすに移動して、泥抜きをします。
生けすの水は地下水を汲み上げています。

ナマズの餌は脂肪が少なく、タンパク質が多めのものにしているそうです。
ナマズは内臓に脂肪をため込む体質なので、グラム数はあっても身の部分が少なくなってしまうのですが、タンパク質の多い餌だどそのような心配もないそうです。
内臓脂肪が軽減するそうです。
「なまず屋」さんのナマズはメタボではないそうです！

白く透き通った身は、歯ごたえもあり生臭くもなく、とても食べやすいです。

ナマズのから揚げは、味付け済です。　手軽に調理できるのも嬉しいですね。

◆生けすの「ナマズ」を見てみよう！

ナマズは淡水魚で、日本各地の池や湖、河川の流れの穏やかな場所等に生息しています。
今回ご紹介するのは稚魚を放流する方法で、1971年に食用目的で霞ケ浦にも導入され、1994年以降個体数が増えています。

昔は、ナマズを卵から孵化させて養殖していましたが、現在は霞ケ浦天然水域に小さい稚魚がいるので取って養殖場で餌を与えながら大きくしています。
稚魚から約5年ほどで出荷します。
5年間タンパク質の多い餌を与え加工前には地下水で畜養するので、川魚特有の臭みはありません。地下水で畜育すると身が引き締まり、さらに美味しさが増します。
「なまず屋」さんが養殖しているアメリカナマズは、日本ナマズに比べて身の取れる量が多く、綺麗な白身であっさりとした上品な味わいです。

生けすの中には、3キロ強のナマズたちが…　　この、水しぶきで力強さがわかりますね。

大きな口と長いひげ！正に、【theナマズ】です。　間近で見ると思わず笑ってしまいたくなります。

◆ナマズ養殖へのこだわり！

生けすの網を引いて、ナマズを見せてくれる野原氏

行方市玉造地区でナマズの養殖を営んでいる
なまず屋店主　野原吉伸（のはら　よしのぶ）氏に、ナマズの養殖についてお話を聞いてみました。

― ナマズの養殖は何年前位から始めたんですか？

祖父の代から霞ケ浦での漁を営み、鯉や鮒などの淡水養殖に切り替わり20年ほど前からナマズ養殖に力を入れるようになりました。

― ナマズの養殖で一番気を遣うことは何ですか？

夏の温度管理。　雷が一番怖いですかね。　

― なぜ、雷が怖いんですか？

地下水を汲み上げるモーターがストップしたりすると酸素も供給されないわけだし、水が循環しないということは水温も上がってしまうでしょ！　だから、ほら！生けすの脇に酸素ボンベが置いてあるし、急な停電になっても対応できるようにあまり大きくはないけれど自家発電機は用意しています。　いきものを扱っているからそれは仕方ないよね。

― ナマズには棘があると聞きましたが…　大丈夫ですか？

稚魚のうちはヒレに鋭いヒゲがあります。養殖のナマズにはないんだよ。
でも、嚙まれたりするから気を付けないとね！　　サメとかほかの魚のような鋭い歯ではなく、粗いヤスリの様で噛む力も強いので口に指に入れるのは危険ですね。

・なまず屋HP