なめがた今昔物語
~霞ヶ浦大橋ができる前の人々の架け橋~
2020/03/27
今回取り上げる写真は「出島丸」です。
この船は霞ヶ浦大橋が架かる以前に玉造町浜-出島村柏崎の約1.5kmをつないでいた渡船で、乗船時間は約10分でとても便利な舟だったそうです。
出島丸は第一出島丸と第二出島丸があり、交互に運行していたそうです。
県営のため、乗船賃は無料で、定期的に運行されていました。
この渡船のおかげで学校に通学する学生たちがものすごく便利だったということです。
霞ヶ浦大橋が架かってからはこのような渡船も見ることが出来なくなりました。
少し寂しいですが、こんな渡船があったという事もたまには思い出してくださいね。
港に停泊する出島丸
参考文献
・山口武秀『霞ヶ浦住民の闘い―高浜入干拓阻止の証言―』(筑波書林、1988年)
・玉造町史編さん委員会『玉造町史資料 別冊 かけはし』(玉造教育委員会 1987年)
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