なめがたヒストリー
~日本で葡萄はいつからあるの?~
こんにちは。
8月も終わりに近づいてきましたね!
どうもからすです。
さて、今回のなめがたヒストリーは少し志向を変えて農作物の歴史で葡萄のの歴史について書いてみようと思います。
私たちの生活に密着した作物である葡萄。
これは日本の歴史のなかでどのように描かれているのでしょうか。
まず、葡萄の日本の文献での初筆を見てみると、『日本書紀』のイザナギとイザナミの話の中の黄泉の国の部分まで遡ることができます。
ここにはこのように書かれています。
出典:黒坂勝美・國史大系編集會『新訂増補 國史大系 日本書紀 前篇』(吉川弘文館 1951)
この部分ですね。
といっても分からないでしょうから、簡単に述べると。
国産み中に死んでしまった愛するイザナミを追いかけて、イザナギは黄泉の国へと向かいます。
その後、黄泉の国の奥でイザナミを見つけます。
イザナギはイザナミに対して「あなたと国づくりは終わっていないから帰ってきて欲しい」と願う。
イザナミは「黄泉の国の食べ物を食べてしまったので帰れなくなってしまいました。黄泉の国の神と相談するから少し待って欲しい。相談している間は、決して顔を見てはいけない」とイザナギに伝えるが、イザナギは我慢できず櫛の歯に火を灯してイザナミの顔を見てしまいます。
するとイザナミの顔はとてもとても恐ろしいことになっていました。
「よくも恥をかかせたな!」と怒り狂ったイザナミは、イザナギを黄泉の国の魔女である黄泉津醜女(よもつしこめ)を使わせて追いかけさせます。
そこで、イザナギのは髪につけていた黒いかづらの輪を取って投げると蒲陶(=山葡萄)が実り、追手がこれを食べている間に、イザナギは逃げ延びましたとさ…。
ここで出てくる蒲陶(=山葡萄)が、日本の文献における葡萄の初筆です。
『日本書紀』では、追い付かれそうになったイザナギは、黒かづら(蔓草の一種)、 蒲陶(えびかづら=葡萄)、櫛を投げつけ醜女達を追い払おうとします。
ここで、なぜ葡萄が使われたかというと、日本書紀の編纂された時代に聖なる植物とされ、邪気を祓い、長く伸びるツルは生命の象徴とされていたと考えることができます。
葡萄は古くから日本人の身近にあり、生活の中で欠かせない役割を果たしていたのだなと考えることができます。
まぁ、こんな理屈抜きにして美味しいですからね。葡萄は!
というわけで秋目前ということもありますし、行方市で葡萄を栽培している高須ぶどう園さんの葡萄に着目してみようと思います!
さて、『日本書紀』の話から繋げて、現在の葡萄の生産している農家さんの高須さんの葡萄の生育を一年かけて追っかけていたのでそれを見てみようと思います。
まず、葡萄はどのように生産されているのでしょう?
最初は小さい葡萄の房から始まります☆
少しずつ大きくなってだんだんマスカットのようになってきました!
最後の完熟までに袋をかけます。
いよいよ収穫です。
美味しい葡萄ができました!
高須ぶどう園さんの葡萄は、行方市観光物産館こいこいでも販売しております!
あなたも美味しいぶどうを食べながら、葡萄の歴史に思いを馳せてみませんか?
また、直接高須ぶどう園さんに葡萄を買いに行くときは、一度お電話を入れてから買いに行ってみてください♪
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
行方市麻生1123
[ 配達牛乳/アイスクリーム卸/こんにゃくの製造・販売 ]
気持ちのいい一日は宅配牛乳でスタート♪
行方市行戸2-8
[ パブ、カラオケ、洋風居酒屋 ]
地元の皆様のホームグラウンド★ 今日も楽しく、一杯どうぞ!
行方市麻生1140-11
[ 蕎麦・うどん・和食(天ぷら・かき揚げ) ]
手打ちならではの「香り」と「のど越し」の良さが味わえる!
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[ 和食・居酒屋 ]
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[ 寿司/和食 ]
味は本格! 雰囲気は気楽♪ お気軽にお越しください☆
行方市玉造甲853-3
[ 食事処、喫茶店 ]
美味しい料理と、ゆったりとしたひと時を♪