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なめがたヒストリー

【行方市のはにわ】沖洲の猿埴輪

~行方市の大日塚古墳で出土した国の重要文化財~

だんだん寒くなってきましたね!

 

今年も2ヶ月で終わりですね!

 

お祭りも終わってだんだんと冬支度へ向かうこの頃です。

 

こんにちは! からすです!

 

さて、今回のなめがたヒストリーは、埴輪(はにわ)についてです☆

 

茨城県立博物館で【特別展】はにわの世界~茨城の形象埴輪とその周辺~が開催されているので、行方市内で出土した国の重要文化財である猿埴輪について書いていこうと思います。

猿埴輪とは…

猿埴輪は明治三十九年東京大学「人類学会雑誌」第244号、柴田常恵によって学会に発表され、知られるようになりました。

 

大きさは長さ27cm、頭部の高さ約12cm、顔面の長さ約8cmに及びます。

 

現在の姿は顔面全体に朱を塗り、耳ならびに、腰部以下を欠損している姿です。

 

背中にはなにか乗っていたような跡があり、小猿を背負っていた可能性があります。

 

現在この猿埴輪は国の重要文化財に指定されています。

 

下の写真が猿埴輪です。

「玉造町史」より抜粋

大日塚古墳について…

大日塚古墳は、6世紀中期に造営された前方後円墳です。

 

この古墳は、霞ヶ浦東岸の台地の縁に地形を利用して築かれ、前方部が西方に位置します。

 

前方後円墳の主軸の長さ40m、後円部の直径30m、高さ6m、後円部と前方部の墳頂部は平坦で中腹に緩い段を形成している。典型的な帆立貝形古墳として、茨城県内では、第六位の規模を持ちます。

 

後円部の中腹に横穴式石室が開口しており、石室は大型の雲母片岩の一枚岩を組み合わせて造られ、奥行き3m、幅2m、高さ約2mです。

 

墳丘から円筒埴輪列が出土しています。

 

「猿埴輪」はこの大日塚古墳出土です。

現在も横穴式石室が露出した状態で見ることが出来ます。

墳頂部には祠が屋根だけを出して埋まっています。ロマンを感じます。

石室を見るためには草むらを突き進んでいかなければなりませんが、ありのままの歴史を感じることのできる素晴らしい遺跡です!

 

遺跡の前に立ち、古代の人々の思いにロマンをはせてみるのはいかがですか?

 

以下が地図です。

参考文献

・『玉造町史』(玉造町史編さん委員会、1985)
・『玉造の風土と文化』(玉造町教育委員会)

取材協力

茨城県立歴史館
【特別展】はにわの世界~茨城の形象埴輪とその周辺~ 

 

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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