なめがたヒストリー
~あのポストはどこから来たのか~ 麻生小学校の青いポストをご存知ですか?
なめがたヒストリーの最初のお話として何を書こうと思いまして…
歴史が苦手の人たちにも「こんなのも歴史なんだな」と思ってもらえるようなものを書きたいなと考えて、一発目は麻生小学校の青いポストについて書こうと思います★
一昨年に統合して新しくなった、麻生小学校の歴史を少しでも身近に感じてもらうために…
ヒマラヤスギの中でたたずむ青いポスト
麻生小学校出身、または麻生小学校の保護者のみなさまはご覧になったことがあると思いますが、麻生小学校の低学年の教室前には青くて丸いポストが設置してあります。
このポスト、実は最初からここにあったわけではなく、別の場所にあったものを移動してきたと考えられるのです。
それではこのポストが設置されるまでの歴史を、麻生の郵便局の歴史とともに遡って見ることにいたしましょう。
麻生郵便局が現在の位置に移動したのは昭和58年で、今から約30年前のことになります。
それ以前の郵便局は、今現在Bakery isisさんがある辺りにありました。
その前の郵便局は昭和33年(今から約55年前)まで使われていたもので、現在の荒井硝子店さんの前にありました。話は、この荒井硝子店さんの前の郵便局(つまり2つ前の郵便局)にさかのぼります。
昭和15年の4月20日の郵便局の写真
この時代の郵便局は、最初のころポストがありませんでした。
直接、郵便局の引き戸に入れる方法で手紙を集めていました。
この後に、ポストが設置されることになります。
ポストが設置されたのが昭和20年代(今から約65年前)のくらいことです。
下の写真の赤い丸の中に、郵便ポストが見えると思います。
これが今、麻生小学校に設置されている青い郵便ポストの正体です。
昭和30年頃の郵便局の写真
郵便局の前にポストが設置されたことがわかる。
こちらの写真が現在の写真です。
手前の蔵の土台が同じ事がわかると思います。
現在の写真と比較すると郵便ポストが唯一、郵便局跡であることを感じさせてくれます。
手前の建物も縦張りのトタンに変わり、下部の大谷石の土台部分に面影が見えます。
麻生の町並みを見つめて、人々の生活に密着していた麻生郵便局の丸ポスト。
小学校に場所を写した今も、子どもたちの成長を見守っています。
これからも行方の発展を見守ってくれることでしょう。
もし麻生小学校を訪れる機会がある時は、この青いポストで行方の歴史に思いを馳せてみて下さい。
これからもなめがたの発展を見つめて下さい★
取材協力
・行方市立麻生小学校
・Bakery isis
・有限会社 荒井硝子店
・野川菓子店
・麻屋分店
参考文献
・内田義男「郵便局の変遷」(麻生町郷土文化研究会『麻生の文化』 麻生町教育委員会 1996)
・神津良子『保存版 鹿行の今昔』(郷土出版社 2007)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
行方市麻生1076-3
[ 和菓子/洋菓子店 ]
三代に渡って地元に愛される和菓子・洋菓子の店!!
行方市石神1681-1
[ 炭火焼き鳥(持ち帰り専門) ]
今日の焼き鳥は、明日の元気を作る!
行方市沖洲844
[ 喫茶、洋食、軽食、木工品販売 ]
☆雄大な自然の中で、アットホームで安らげる時間を過ごせる☆
鹿嶋市宮中290-1 ショッピングセンターチェリオ1階
[ 手作り洋菓子(ケーキ/パウンドケーキ) ]
一口食べれば違いが分かる☆ 上品な甘さの洋菓子が自慢です♪
行方市手賀4292-2
[ 配達牛乳 ]
はじめませんか? 健康習慣!
行方市行戸2-8
[ パブ、カラオケ、洋風居酒屋 ]
地元の皆様のホームグラウンド★ 今日も楽しく、一杯どうぞ!