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なめがたダイアリー

命を守る【ういてまて!】講習会が開催されました。

◇ぷかぷか浮いて助けを待つ!

2018/06/18

~命を守る着衣泳~
ういてまて!
水難学会認定指導員が行う講習会

小中学校で水泳指導を行う教職員対象に【命を守る ういてまて!】講習会が開催されました。

日時   平成30年6月15日(金) 午後1時30分~
会場   行方市玉造B&G海洋センター
「ういてまて」講習会とは…
水難学会が水難に対する科学的根拠に基づいて、水難学会認定指導員が行う講習会です。
1.水難に備えた考え方(予防法) 
2.溺れてしまわないための方法(サバイバル法)
…を学ぶものです。
今回の講習会で得た内容に基づき、各学校が実施する着衣による水泳授業において、参加教職員が水難学会の協力を得て、児童生徒に対して水に浮いて呼吸を確保し、溺れないための考え方と方法など、水難による対処法を正しく指導することで、大切な命を守るために役立てていきます。
※行方市教育委員会 学校教育課資料より引用。

「ういてまて!」は水難学という学問です。

着衣泳指導の研究から水難事故の特徴や生還率、発生場所など日本の国土と地域性を学術的に研究し水難事故に対する正しい知識を持つこと・危険を予測し回避すること・もしものために備えておくことを広く普及することで、水に親しむ社会の発展に寄与することを目的としています。

一般社団法人 水難学会HP
《講師》<br>一般社団法人 水難学会 <br>東日本方面長 ういてまて指導員<br>野口 敏永氏
《講師》
一般社団法人 水難学会 
東日本方面長 ういてまて指導員
野口 敏永氏
「ういてまて」の指導講習会の講師は水難学会指導員の野口敏永氏です。
野口氏の職業は消防士で、水難事故調査員の立場から、水難事故は知識があれば(教育・訓練をすれば助かる)可能性が高くなると語ります。

大切な人の命を守るために水の事故の予防と知識を身につけてほしい!
そのためには、幼少期からの教育が重要。「ういてまて」は教育現場で取り入れてほしい命の教育です。
※平成32年度には教職員への講習が義務づけられるそうです。
これから水泳の授業をしていく先生方から野口氏へ質問!
これから水泳の授業をしていく先生方から野口氏へ質問!

「ういてまて!」を体験する。

まずは、プールへの入り方から始めます。 足を水につけ、腕・腹・胸・頭と水をかけ、急にプールに飛び込まないようにします。続いて、プールサイドに手をつきプール内へ入ります。足がついたのを確認したら頭まで静かに潜ってみます。
まずは、プールへの入り方から始めます。 足を水につけ、腕・腹・胸・頭と水をかけ、急にプールに飛び込まないようにします。続いて、プールサイドに手をつきプール内へ入ります。足がついたのを確認したら頭まで静かに潜ってみます。
『自力で30分以上浮いていられる事が目標』 多くの人は真水より2%軽いそうです。正しい浮き方をマスターすると顔(2%に相当)が浮き出て呼吸を確保できる。しかし靴を履いていないと、足は泳げる人でも次第に沈んでしまいます。
『自力で30分以上浮いていられる事が目標』 多くの人は真水より2%軽いそうです。正しい浮き方をマスターすると顔(2%に相当)が浮き出て呼吸を確保できる。しかし靴を履いていないと、足は泳げる人でも次第に沈んでしまいます。
沈みやすい下半身も、一般的なウレタン底の運動靴やウレタン製のサンダルなどを履いているとこの通り!
沈みやすい下半身も、一般的なウレタン底の運動靴やウレタン製のサンダルなどを履いているとこの通り!
肺の中の空気が声を出すことで吐き出されて浮力を失い沈んでしまいます。
肺の中の空気が声を出すことで吐き出されて浮力を失い沈んでしまいます。
必ず助かると信じて慌てず「ういてまて」
必ず助かると信じて慌てず「ういてまて」
≪救助する側≫ 大切な人が溺れてしまった時に「救助」しなくては!と思ってしまいますが、『大きな声で助けを呼び、直ちに119番通報する』『近くにあるペットボトルやリュックを水難者の腕の近くに投げてあげたり、声をかけて励ます。』『自らが助けに入ってしまう事で溺れてしまわないようにする。』
≪救助する側≫ 大切な人が溺れてしまった時に「救助」しなくては!と思ってしまいますが、『大きな声で助けを呼び、直ちに119番通報する』『近くにあるペットボトルやリュックを水難者の腕の近くに投げてあげたり、声をかけて励ます。』『自らが助けに入ってしまう事で溺れてしまわないようにする。』
リュックは水に浮きますが、背中に背負っていると姿勢が不安定になり呼吸しづらくなる。
リュックは水に浮きますが、背中に背負っていると姿勢が不安定になり呼吸しづらくなる。
水辺を歩くときや水害時の避難では、予めリュックを胸側に掛けておくと万一の時に安定した姿勢で浮くことができます。
水辺を歩くときや水害時の避難では、予めリュックを胸側に掛けておくと万一の時に安定した姿勢で浮くことができます。

子どもたちに伝えるために、先生頑張って!

子どもたちに「ういてまて」を指導するために先生方も真剣です!
子どもたちに「ういてまて」を指導するために先生方も真剣です!
浮いてもらうだけ!ってなかなか難しいですね。
浮いてもらうだけ!ってなかなか難しいですね。
水が怖い児童に対し、水の上であおむけになる恐怖心を取り除きながらの指導は先生の腕の見せ所ですね。
水が怖い児童に対し、水の上であおむけになる恐怖心を取り除きながらの指導は先生の腕の見せ所ですね。

目からうろこの体験講習! 

今回の「ういてまて」の講習会に参加してくれた指導員は、消防士さんたちです。
日頃訓練されている消防士さん方でも水難救助はとても難しいそうです。
今回の講習会の取材を通して、自分では正しいと思っていたことが間違っていたり、ちょっとしたことで人の命が救えたり、自分で命を守ることができることを学びました。
この命の授業はこれから小中学校で行われるとのことです。保護者の皆様も機会があればぜひとも見学されるとよいと思いました。

※一般の方でも場所(講習に適当なプール)さえセッティングしていただければ、基本的に無料で【ういてまて】の講習が受けられます。


取材を通して、ご協力ありがとうございました。
今後ともますますのご活躍を期待しています。       
                  ~なめがた日和編集部~

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