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なめがた来たらいがっぺよ サイクリング特集

西谷輪業の今昔

西谷輪業の今昔~かつては鍛冶屋さんだった三代続く自転車屋さん~

提供:行方商業協同組合

 現在の西谷輪業

西谷輪業は現在麻生陣屋通り商店街にお店を開いています。

お店を開いてもうすぐ90年!

今回はこの西谷輪業さんの今昔を追ってみようと思います。

 

西谷輪業の始まり…

 

西谷輪業の始めは現在の三代目店主の西谷友行さんのおじいさんが、現在の店舗のある場所で鍛冶屋を始めたのが始まりでした。

現在の店舗のあたりはお店を開く前は一面の桑畑だったそうです。

その後、昭和の初め頃から鍛冶屋さんから自転車屋さんへと変遷していきます。

当時の自転車は高級品だったので、自電車で帰ってきたら大切に家の中にしまうというものだったそうです。

その後、戦後に二代目が初代と共に自転車屋さんをするようになりました。

昭和20年代後半になるとバイクも扱うようになっていきました。

 

昭和20年代後半の西谷輪業

 

昭和20年代後半になってくると、西谷輪業さんは山口自転車ととても親密になります。

この山口自転車は今では知る人ぞ知るバイクのメーカーになってしまいましたが、かつてはバイク四大メーカーといわれるホンダ・ヤマハ・スズキ・カワサキと互角に販売合戦を繰り広げていた会社です。

この山口自転車と共に開催し、鬼怒川温泉のあさやにツーリングツアーに出かけた時が、下の写真になります。

写真の中に初代店主と二代目店主が写っています。前に並ぶ人たちのバイクは「山口オートペット」というバイクで、当時の大ヒット商品だったそうです。

昭和20年後半に西谷輪業と山口自転車と協賛で開催されたツーリングツアー

昭和40年代後半の西谷輪業

 

昭和40年代になると西谷輪業さんは看板にミヤタ自転車の名前を大きく入れています。

ちょうどこの頃、三代目店主の西谷友行さんが東京へ整備の修行に出ていきます。

お話を聞くと、

「修行の前に親父に自転車のスポークのバラしかたと組み方を教わったんだ。今考えるとそれが一番役に立ったなぁ」とおっしゃっていました。

 昭和40年代後半の西谷輪業

昭和53年頃の西谷輪業

 

写真は昭和53年頃の西谷輪業さんです。

この頃に、現在の店主である西谷友行さんが東京で自転車整備の修行1年とバイク整備の修行2年から帰ってきて親子で自転車&バイクの専門店として営業し始まりました。

修行から帰ってきたばかりで初々しい雰囲気の西谷さんの姿が写っています

昭和53年頃の西谷輪業前

修行を終えて帰ってきたばかりの西谷友行さん

昭和59年の西谷輪業

 

昭和58年12月に西谷輪業さんは現在の建物を新築します。

開店当初は看板に大きくブリヂストン自転車と入れて営業を始まったそうです。

そしてバイクはホンダとも提携しました。

自転車はブリヂストン、バイクはホンダという二つの大きな会社が、西谷輪業さんの両輪になって走り出した時でした。

下の写真は翌月の昭和59年のお正月に初売りをする際の写真です。

昭和59年の西谷輪業の初売

平成の初め頃の西谷輪業

 

平成の初め頃、世の中はバブル景気で真っ盛りのころの西谷輪業さんです。

この頃はホンダウイングの看板に変わり、主力商品が自転車からバイクへと変わり、店頭にはバイクが並べきれず、二階にもバイクを並べていました。

西谷さんにお話を聞くと、

「この頃が一番バイクも自転車も売れたねー!カブをたくさん買って倉庫も借りてたくさんしいれていたよ!」とおっしゃっていました。

 平成の初め頃の西谷輪業

おわりに

 

三代に渡り商店街で自転車とバイクを生業にしてきた西谷輪業さん。

サイクリングで行方に来て自転車やバイクの事に関してトラブルが起きたら連絡をしてください。

三代に渡って続く技術と業で自転車を整備してくれますよ。

西谷輪業さんはこれからも麻生陣屋通り商店街を見守り続けてくれます。

西谷輪業

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