なめがた来たらいがっぺよ サイクリング特集
~野菜と未来への種を育て続ける老舗の種苗店~
現在のタネのハシモトさん
タネのハシモトさんは県道50号線沿いでお店を開いています。
タネのハシモトさんは創業して70年以上種苗を生業としています。
3世代に渡りお店を営んできました。
今回はそのタネのハシモトさんの今昔を追いかけてみようと思います。
タネのハシモトさんは初代店主の橋本豊雄さんが創業されました。
橋本豊雄さんはお店を始める前は、大日本帝国海軍の大尉で武功を挙げた人でした。
戦地から帰ってきてすぐの昭和20年に種苗屋さんを開業したそうです。
豊雄さんは農家に種の小さい袋を行商に行ったり、奥さんの実家である下駄屋さんを手伝ったりしていたそうです。
この写真は2代目店主橋本和夫さんに代が変わったころの写真です。
和夫さんは昭和33年に高校を卒業した後に、家を出て17年間日立で洋服屋の小売をしていました。
そんな和夫さんでしたが、昭和51年に豊雄さんの体調が悪化を機に、実家の種苗店を継ぐことを決意し麻生に帰ってきました。
和夫さんは、文字通り父である豊雄さんが撒いてくれたお店の"タネ”を育てる気で帰ってきたそうです。
「人がやらない事でお店を大きくしよう。」
そんな決意が和夫さんの中にはありました。
昭和50年頃のタネのハシモト
店前でたくさんの花の苗を販売していました!
お店の前には大きくてきれいな花が咲き誇っていました!
タネのハシモトさんは平成8年に大胆な行動で、まだ誰も店を出していない県道50号線沿いにお店を出しました。
和夫さんは「これからは街の中ではなく、“道”が重要になる時代が来る。」そう思って大きな道沿いに店舗を出したそうです。
その後、平成10年に道路が開通し、タネのハシモトさんは現在発展の著しい県道50号線沿いでは最も老舗の店舗となりました。
現在のタネのハシモトさんは3代目店主の橋本茂さんに代は変わりました。
常に新しいことに挑戦し続けるタネのハシモトさん。
それは代が変わっても変わりません。
野菜と未来の種を撒き育てていくお店。
タネのハシモトさんはこれからもずっとずっと行方市の発展を見守り続けてくれます。
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